科学の年表

科学の年表 物理学
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今回は科学の歴史を説明していきたいと思います。

物理、化学の授業では、説明の都合上様々な順番で授業が構成されますが、どの順番で、どんな流れで新しい発見がされてきたのかをしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。この流れを理解することは、それぞれの法則の繋がりを感じることができ、理解の一助になると思います。

以下に科学史を羅列しますが、17世紀から現代までになっています。17世紀は物理学が一気に発展する時代です。それまで哲学とみなされてきた科学が次第に独立していきます。

17世紀

1608年 望遠鏡が発明される

1609年 ケプラー、第一、第二法則を発表

1619年 ケプラー、第三法則を発表

1621年 スネル、光の法則を発見

1632年 思考実験『ガリレオの船』

1637年 デカルトの『方法序説』

1638年 ガリレオ、落下法則を発見

1642年 ニュートン誕生

1643年 トリチェリの真空実験

1644年 デカルトの『哲学原理』

1671年 ニュートン、微分積分法を発見

1672年 ニュートン、光と色の新理論を発表

1675年 レーマー、光の速度を測定

1678年 ホイヘンス、光の波動説を提唱

1684年 ライプニッツ、微積分法を発表

1687年 ニュートンの『プリンキピア』

18世紀

1704年 ニュートン、『光学』を発表

1705年 ハレー、彗星の起動を予言

1714年 ファーレンハイト、水銀温度計を考案

1728年 ブラッドリー、光行差を発見

1729年 グレイ、電気の伝導性を発見

1733年 デュ・ヒェイ、2種の電気を発見

1736年 オイラー、ニュートン力学を解析

1738年 ベルヌーイ、ベルヌーイの定理を発表

1752年 フランクリン、雷の現象を解明

1760年 ブラック、熱容量の概念を提唱

1760年 オイラー、剛体の運動方程式を提唱

1761年 ブラック、潜熱の現象を発見

1766年 キャベンディッシュ、水素を発見 

1772年 シェーレ、酸素を発見

1772年 ダニエル・ラザフォード、窒素を発見

1777年 ラヴォアジエ、燃焼理論を確立

1780年 ガルヴァーニ、動物電気を発見

1781年 ハーシェル、天王星を発見

1783年 モンゴルフィエ兄弟、有人熱気球を飛ばす

1784年 キャベンディッシュ、水の合成を発表

1784年 ラプラス、太陽系の安定を証明

1785年 クーロン、電気力の逆2乗則を発見

1785年 ラヴォアジエ、水の分解実験

1788年 ラグランジュ、『解析力学』

1789年 ラグランジュ、『化学原論』を発表

1799年 ボルタ、電池を発明

1799年 ラプラス、『天体力学』を発表

1800年 ハーシェル、赤外線を発見

1800年 カーライルとニコルソン、水の電気分解を行う

19世紀前半

1801年 ヤング、光の波動説を展開

1803年 ドールトン、原子論を提唱

1807年 デイヴィー、K,Naを発見

1811年 アヴォガドロ、アヴォガドロの仮設を提唱

1814年 ラプラス、『ラプラスの悪魔』

1820年 エールステッド、電気の磁気作用を発見

1821年 ゼーベック、熱電効果を発見

1822年 フーリエ、『熱の解析的理論』

1824年 カルノー、カルノーサイクルを考案

1827年 オーム、オームの法則を発表

1827年 ブラウン、ブラウン運動を発見

1831年 ファラデー、電磁誘導を発見

1833年 ファラデー、電気分解の法則を発見

1835年 コリオリ、コリオリの力を提唱

1839年 ダゲール、銀板写真を発明

1840年 ジュール、電流の熱作用の法則を発見

1842年 ドップラー、ドップラー効果を発見

1843年 ジュール、熱の仕事当量を測定

1845年 ファラデー、ファラデー効果と反磁性を発見

1847年 ヘルムホルツ、エネルギー保存の概念を提唱

1850年 クラウジウス、熱力学第2法則を発表

19世紀後半

1851年 フーコー、振り子の実験により地球の自転を証明

1852年 ジュールとトムソン、気体の膨張に伴う温度降下を発見

1859年 ダーウィン、『種の起源』を出版

1859年 ブンゼンとキルヒホフ、分光学の基礎を築く

1860年 マクスウェル、気体分子の速度分布則を発表

1865年 マクスウェル、電磁気学の基本方程式を発表

1865年 クラウジウス、エントロピーの概念を導入

1869年 メンデレーエフ、元素の周期律を発見

1870年 マクスウェル、『マクスウェルの悪魔』を提唱

1873年 ファン・デル・ワールス、気体の状態方程式を提唱

1879年 シュテファン、熱放射の法則を発表

1879年 アインシュタイン、誕生

1881年 マイケルソン、精密な干渉計を発明

1884年 アレニウス、電離説を提唱

1887年 ファント・ホフ、稀薄溶液の浸透圧を定式化

1888年 ハインリッヒ・ヘルツ、電磁波を検出

1895年 レントゲン、X線を発見

1896年 ベクレル、放射能を発見

1896年 ゼーマン、磁場によるスペクトル線の分岐を発見

1897年 J.J.トムソン、電子を発見

1897年 キュリー夫妻、ラジウムとポロニウムを発見

1899年 ラザフォード、放射線をアルファ線とベータ線に識別

1900年 プランク、量子仮説を提唱

20世紀前半

1902年 ラザフォードとソディ、元素の変換を発見

1905年 アインシュタイン、特殊相対性理論を発表

1905年 アインシュタイン、光量子仮説を発表

1905年 アインシュタイン、ブラウン運動を解析する理論を発表

1907年 アインシュタイン、固体の比熱の理論を発表

1908年 ラザフォード、アルファ線の正体を突き止める

1909年 電子の電荷を測定

1911年 カマーリング・オンネス、超電導を発見

1911年 ラザフォード、原子の有核模型を発表

1912年 ラウエ、X線の正体を解明

1912年 ブラッグ父子、X栓による結晶構造解析を確立

1913年 ボーア、原子構造論を発表

1916年 アインシュタイン、一般相対性理論の構築

1919年 エディントン、重力場による光の屈曲を観測

1919年 ラザフォード、原子核の破壊実験を行う

1922年 コンプトン、X線と電子の衝突から光の粒子性を検証

1923年 ドゥ・ブローイ、物質波の概念を提唱

1926年 シュレディンガー、波動力学を構築

1927年 ハイゼンベルク、不確定性原理を発表

1928年 ディラック、相対論的波動方程式を発表

1928年 ラマン、ラマン効果を発見

1929年 ハッブル、ハッブルの法則を発見

1930年 ディラック、空孔理論を発表

1932年 チャドウィック、中性子を発見

1932年 アンダーソン、陽電子を発見

1934年 フェルミ、中性子による元素の人工変換に成功

1935年 湯川秀樹、中間子論を発表

1938年 カピッツァ、超流動を発見

1941年 江戸連、太陽コロナの温度を測定

1945年 原子爆弾が開発される

1947年 パウエル、中間子を発見

1949年 湯川秀樹、ノーベル物理学賞を受賞

20世紀後半

1953年 ワトソンとクリック、DNAの二重らせん構造を解明

1953年 ミラー、放電によるアミノ酸の合成実験を行う

1957年 バーディーン、クーパー、シュリーファー、超伝導理論を発表

1957年 江崎玲於奈、トンネル・ダイオードを発明

1958年 メスバウアー、メスバウアー効果を発見

1961年 ソ連、有人宇宙飛行に成功

1963年 シュミット、クエーサーを発見

1964年 ゲルマンとツヴァイク、クォーク模型を提唱

1967年 ヒューイッシュとベル、パルサーを発見

1969年 アポロ11号、月に降り立つ

1976年 探査機バイキング、火星の生命探知実験を行う

1977年 第5のクォークの存在が確認される

1980年 アルヴァレス、恐竜絶滅の隕石衝突説を発表

1983年 探査機パイオニア10号、メッセージを持ち太陽系を脱出

1985年 オゾンホールが発見される

1986年 ベドノルツとミュラー、高温超電導を発見

1987年 ニュートリノが観測される

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